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離職看護師の復帰呼び掛け 知事会見、医療現場負担軽減へ

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大村秀章知事は二十日、職場を離れている看護師の一時的な復帰を呼び掛けた。感染者に大勢の医療スタッフが対応しているため、病院の人手不足は深刻になっている。資格を持っている離職者に期間限定でも勤務してもらうことで、現場の負担軽減を図る。

 大村知事は同日の定例会見で「手薄となっている体制を埋めてほしい。子育てや高齢などさまざまな理由でリタイアしている人がいると思うが、可能な限り、復帰をお願いしたい」と話した。感染者への直接対応ではなく、主に補助的な協力を要請した。

 県ナースセンターによると、感染している入院患者に対しては症状悪化の警戒や、院内感染防止のため慎重な対応が求められる。他の患者よりも多くの看護師が必要となるため、本来の担当ではない病棟の看護師が応援に回ることもあり、人手不足が課題となっている。軽症や無症状の感染者向けの一時入所施設にも看護師が派遣され、県内の医療体制は逼迫(ひっぱく)している。

 一部の病院では、学校が休校となったため自宅で子どもの面倒を見たり、院内感染で自宅待機になったりして出勤できない看護師もいる。県看護協会や県ナースセンターは既に、両組織に関係する看護師に職場復帰を呼び掛けているが、センターの担当者は「組織に登録していない人も協力をお願いしたい」と話している。

 連絡は平日午前九時〜午後五時に、センター=電052(871)0600=へ。メール[email protected])でも連絡可能。

 (伊藤隆平、森若奈)

◆知事会見 主なやりとり 

 二十日開かれた大村秀章知事の定例会見での主なやりとりは次の通り。

 −県の呼び掛けで集まった医療物資は、いつごろから現場に届けられるのか。

 「できるだけ早く。県内の企業で在庫を持っている所があれば、すぐにいただける。これから中国から輸入するとなると、どんなに早くても二週間はかかるのではないか。医療物資は一、二週間でなくなるということではないが、これから半年くらい見越した数を確保したい」

 −離職看護師は何人くらい募るのか。

 「一人でも多くの人にお願いしたい。高齢などさまざまな理由でリタイアした人がいる。いろいろな事情があると思うが、期間限定でけっこうなので、とにかく復帰して今の状況をサポートしていただきたい」

 −北名古屋市の病院や愛知医科大でも看護師の感染が確認されている。

 「医療スタッフが一人感染すると、濃厚接触者として他のスタッフも自宅待機になって、外来の受け入れが止まる。いかに院内感染を増やさないかが、医療崩壊を防ぐために必要だ」

 −今後、どんな医療体制づくりが必要か。

 「一般の病院やクリニックに行かなくても遺伝子検査ができる『検査外来』をつくらないといけない。通常の救急医療も不可欠で、できるだけ通常の病院と感染者を受け入れる病院を切り分けたい。(感染者が大きく増えている)東京や大阪みたいになってからでは遅い。そうなる前にいかに手を打てるかだと思う」

 

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